東海地方のお茶 第一弾

今回は、SuQ Cha(サクチャ)で取り扱っている東海地方の茶園のお茶をご紹介します。
東海地方のお茶は、その土地の個性をありのままに映し出しています。山々に囲まれた茶畑、川沿いに立ちのぼる朝霧、昼夜の大きな寒暖差。こうした自然条件が重なり合い、奥行きのある香りと深みのある味わいが育まれてきました。
この地域のお茶は、すっきりとした飲み口の中に確かな芯を感じさせます。
ひと口目は穏やかで、飲み進めるほどに旨みがゆっくりと広がっていくのが特長です。
自然と向き合いながら丁寧に育てられてきた中部のお茶には、その土地が刻んできた時間が静かに溶け込んでいるように感じられます。
SuQ Cha(サクチャ)でご紹介するお茶は、香りや味わい、飲み終えたあとの余韻まで、それぞれが異なる個性を備えています。
茶葉そのものの魅力はもちろん、各茶園が長年育んできた背景や想いも含め、その奥深さを丁寧にお伝えしていきます。
ごとう製茶/愛知県

最初にご紹介するのは、愛知県豊橋市に畑を構える「ごとう製茶」さんです。
1927年(昭和2年)の創業以来、お茶づくり一筋に歩んできた茶園。 無農薬・無化学肥料栽培にこだわり、自然の力をそのまま生かしたお茶づくりを続けています。
金色に澄んだ美しい水色を持つ紅茶は、やわらかく体にすっとなじむ口当たりが魅力。
昔ながらの製法を大切にしながら、丁寧に仕上げられています。
同園の無農薬栽培は1985年にスタート。
3代目・元則さんが20年以上をかけて自然栽培を確立しました。当初はウンカ被害を受けた茶葉を品質面から使用していませんでしたが、その虫喰い葉に新たな可能性を見いだしたのが4代目・潤吏さんです。
試行錯誤の末に生まれた和紅茶は、自然の営みをそのまま映し出した一杯。
従来の価値観にとらわれず、茶葉と真摯に向き合う姿勢から生まれた物語が、この紅茶には息づいています。
■スタッフのひとりごと
「豊橋紅茶 ファーストフラッシュ 2024」は、春摘み茶葉の若々しさを素直に感じられる紅茶です。
ひと口目に広がるのは、澄んだ香りと角の取れたやわらかな味わい。控えめながら、確かな存在感を残すバランスの良さがあります。
飲み疲れしないため、「今日は何を飲もう」と迷ったときに自然と手が伸びる一杯。
お菓子と合わせても、単体でも心地よく楽しめます。
特別な日というより、日々の暮らしに静かに寄り添う紅茶。
そんな一杯を求める方におすすめです。
■ごとう製茶さんのお取り扱い商品はこちら
鈴木製茶/愛知県

続いてご紹介するのは、愛知県新城市作手に畑を構える「鈴木製茶」さんです。
標高約500m、昼夜の寒暖差が大きく、朝露が立ちこめる山間地。この地の気候は、お茶の栽培に理想的な環境をもたらしています。
60年以上続く有機栽培の茶園として、農薬・化学肥料を使用しないお茶づくりを継承。
現在は自園の製茶にとどまらず、地元農園の生姜を使ったフレーバーティーの開発や、地域イベントへの参加など、地域とのつながりも大切にされています。
その日の気温や茶葉の状態を丁寧に見極めながら、受け継がれた製茶機械を用いて一つひとつの工程に向き合う姿勢が、味わいに表れています。
【新城紅茶】は、「やぶきた」と「あさつゆ」をブレンドしたオリジナル和紅茶。
柑橘を思わせる華やかな香りと、やわらかく広がる旨みが特長です。
淹れたてはもちろん、冷めてもクリアな味わいが続きます。
■スタッフのひとりごと
新城紅茶の魅力は、雑味のないすっきりとしたグリニッシュな味わいにあります。
若葉を思わせる清々しさと、澄んだ透明感が心地よく広がる和紅茶です。
その清涼感に重ねたのが、「寒熟いちご」。
ひと口含むと、まず新城紅茶ならではのグリニッシュな爽やかさが広がり、その後から追いかけるように、いちごの落ち着いた甘みがやさしく重なります。
いちごの風味をしっかりと感じ取ることができながらも、和紅茶の凛とした清々しさを感じ取れる。
その両方を楽しめる「新城紅茶×寒熟いちご」は、互いの魅力を引き立て合う、相性の良さを実感していただける組み合わせです。
ぜひ一度、その美しい調和をお試しください。
■鈴木製茶さんの取り扱い商品はこちら
東海のお茶は、地形と気候が生み出す香りの奥深さが魅力です。
それぞれの茶葉が織りなす個性を、ぜひ飲み比べながら体感してみてください。
その日の気分やシーンに寄り添う一杯と出会っていただけましたら幸いです。
