朝食におすすめ!手作り梅ジャムと和紅茶

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市販の紀州南高梅を使って、とても簡単に作れる手作り梅ジャム。
食パンにたっぷり塗って食べると、梅干しに含まれるはちみつの甘さと酸味が小麦に絶妙にマッチします。

そして今回は、その手作りジャムに合う和紅茶もご紹介します。

普段は朝食を召し上がらない方や食欲がない方も、この手作り梅ジャムと和紅茶を一緒に味わえば、すっきりと目を覚ませるかもしれません。

梅干しのもたらす効果

梅梅干しは古くから「一日一粒で医者いらず」といわれ、日本人の食生活に欠かせない存在でした。
その最大の魅力は、やはり豊富な有機酸です。特にクエン酸は、疲労の原因となる乳酸を分解してくれるため、疲労回復や夏バテ防止に効果的とされています。

朝に摂ることで、眠気を引きずった体にスイッチを入れ、一日を元気に過ごす助けになります。

また、梅干しは抗菌作用にも優れています。お弁当に梅干しを入れると傷みにくいという知恵は、古くからの生活の知恵として知られています。
さらに近年では、梅干しに含まれるポリフェノールや梅リグナンといった成分が抗酸化作用を持ち、生活習慣病の予防も期待されています。

「酸っぱい」と感じる梅干しですが、その酸味こそが体にうれしい栄養の証。
朝食に取り入れることで、胃腸を目覚めさせ、代謝を活発にし、一日の始まりをすっきり迎えられます。

梅ジャムレシピ

今回ご紹介するのは、市販の紀州南高梅を使ったシンプルなジャム。
難しい工程は一切なく、どなたでも気軽に作れるのが魅力です。

【材料】(作りやすい分量)

  • 紀州南高梅(はちみつ漬け):300g
  • 砂糖:大さじ2~3
  • レモン汁:小さじ1

【作り方】

  1. グラスにティーバッグを入れ、沸騰直前のお湯を注ぎ、5分ほど蒸らします。
  2. グラスにカットいちごと氷を入れ、和紅茶を注ぎます。
  3. 炭酸水を静かに注ぎ、軽く混ぜたら、バニラアイスをのせます。
  4. アイスの上に飾り用のいちごとミントをのせ、和紅茶パウダーをふりかけて完成です。

梅自体にしっかり甘みがあるため、砂糖は控えめでも十分。レモン汁を加えることで酸味と香りが際立ち、後味がすっきりと仕上がります。
パンに塗るのはもちろん、ヨーグルトにかけたり、冷水や炭酸水で割ってドリンクにするのもおすすめ。ひと瓶あれば、朝食の幅がぐんと広がります。

ペアリング和紅茶

梅ジャムの甘酸っぱさにぴったり合うのが、茶葉のしっかりとした甘みと果実のような香りが特徴である、千代乃園さんの「べにふうき(春摘み)」です。
また、朝の目覚めをさらに爽快にしたい方には、ストレートティーがおすすめ。少し濃いめに淹れると、梅の酸味とのバランスが心地よく、眠気も吹き飛ばしてくれます。

梅ジャムの爽やかさを引き立て、甘みをまろやかに包み込んでくれます。
香ばしく、はちみつのような甘い香りを連想させますが、味わいはさっぱりとしていて、ベルガモットピールと紅茶の豊かな香りが広がります。

千代乃園さん
「べにふうき(春摘み)」
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編集後記

「朝食は軽く済ませたい」という方にとっても、梅ジャムと和紅茶の組み合わせは無理なく取り入れられる理想的なセットです。梅の酸味が胃腸を優しく刺激し、和紅茶の香りが心を落ち着けてくれます。
わずか10分ほどの朝の習慣が、その日のリズムを大きく変えてくれるでしょう。
そしてもう一つの魅力は「手作りする楽しさ」。
自分で作ったジャムをパンに塗り、お気に入りのカップに和紅茶を注ぐ。そのひと手間が、日常に小さな彩りを添えてくれます。

忙しない日々の中でも、こうしたひと手間があるだけで、静かな満足をもたらしてくれるはずです。

ぜひ次の週末は、キッチンで梅ジャムを手作りし、朝には香り豊かな和紅茶を淹れてみてください。何気ない朝が、心ほどけるひとときに変わるはずです。